土用の丑の日が2かいあるのは珍しいことではなかった
今年(2020年)は土用の丑の日が2回あります。
7月21日と8月2日です。
これって、とっても珍しいように感じますが、なぜこんな事が起きるのでしょうか?
十二支はその年その年に割り当てられています。
2020年は子年(ねどし)ですね。
これと同じように、一日一日が十二支に割り当てられています。
丑の日はそのうちのひとつです。
そして、今年(2020年)は土用の丑の日が2回あります。
この件に関しては以前、このブログに記しました。(7月16日)
さて、このように土用の丑の日が2回あるのは本当に珍しいことなのでしょうか?
夏の土用は18日間か19日間です。
すると、十二支の中で2回出てくるのが必ず存在します。
考え方としては、十二支のどの日から土用が始まるかですね。
表に示すように土用が18日間だと、十二支のうち、6パターンで「丑の日が2回」巡ってきます。
すなわち、土用の始まりの日が「子の日」「丑の日」「申の日」「酉の日」「戌の日」「亥の日」ならば、「丑の日」が2回巡ってきます。
もし、土用が19日間だとこれに「未の日」が加わります。
それでは、夏土用の期間が18日と19日とは、どのような割合で発生するのでしょうか?
ウィキペディアによると、
18日が18%、19日が82%
なのだそうです。
これらの数値から計算すると、土用の丑の日が2回巡って来る年の割合は56.8%となります。
なんとなくイメージとして珍しい現象だと感じていましたが、割としょっちゅう起こっていることなのですね。
ところで、土用の丑の日と検索してみると、やっぱり鰻のことがよく出てきます。
これも、当然と言えば当然ですよね。