水無月は水無月のうちに
6月は水無月です。
そして水無月と言えば和菓子です。
暑気払いのための和菓子の水無月です。
大祓(おおはらえ)は、年に2回あり、6月と12月の晦日に行われる儀式です。
6月は夏越の祓といわれており、京都では白のういろう生地に小豆をのせ、三角形にした和菓子、すなわち「水無月」を食べる習慣がありました。
ういろうは氷を模したものです。
そこに、旧暦や新暦が絡んでくるとややこしくなりますが、要は暑気払いです。
新暦だと梅雨もやがて終わり本格的な夏がやって来る季節です。
旧暦だと7月から秋ですが、残暑が厳しい季節です。
いずれにしても、暑いのでヒンヤリしたお菓子を食べたいということで水無月ですね。
うちでも、この時期に必ず水無月をいただきます。
毎年決まったお店で買っているのですが、今年(2020年)はそのお店も休業していて半分諦めていました。
しかしこの時期に、まさに水無月のためにと再開してくれたので、いつものように楽しむことができました。
箱いっぱいに詰め込まれていますが、もちろんカットされていて、これで12個です。
そのうちのひとつをお皿に移しました。
いかにも涼しげな感じの和菓子です。
ういろうもひんやりとしていて、その上の小豆もちょうどいい甘さです。
この三角が氷を表していて、小豆は厄除けの意味があるそうです。
そういうところもありがたいですし、何よりも美味しいところが一番ありがたいです。