梅雨明け十日というけれどその意味は?
梅雨が明けるとその後は10日ほどは晴れが続くという意味です。
ですから、梅雨明け十日は晴れ とでも言わないと意味が通じません。
梅雨(つゆ)が明けるのは、梅雨(ばいう)前線が北上していなくなることです。
これは、南方から強い太平洋高気圧が張り出してくるから起こります。
太平洋高気圧が張り出してくると、晴天になります。
そして、現代ではこの晴天が暑さのもとで、酷暑が続きます。
熱中症対策や日焼け対策が必要になります。
この太平洋高気圧は安定しているため、10日ほどは続くそうです。
そこで「梅雨明け十日」という言葉ができました。
2020年の梅雨明けは7月30日でした。
その日も含めて、8月8日までが梅雨明け十日です。
途中少しだけ雨が降ることもありましたが、概ね晴れの日が続いています。
梅雨明け十日とはことわざではありません。
気象用語と呼べるかもしれません。
この時期注意すべき気象現象は台風です。
2020年7月は、台風がひとつも発生しませんでした。
これは観測史上初なのだそうです。
その反動で8月は台風がたくさん発生します。
日本に近づくかどうかはわかりませんが、警戒は必要です。