こんにちは、ぎんねずです。
夏が過ぎかぜあざみ 誰の憧れに彷徨う
ちなみにこの花はかぜあざみではありません。
井上陽水さんの少年時代の冒頭のかぜあざみという植物はありません。
井上陽水さんの造語です。
オニアザミがあるのだからカゼアザミがあってもいいですよね。
アーティストの作品とはそういうものです。
薄紫のシクラメンほど淋しいものはない
小椋佳さんの「シクラメンのかほり」は有名です。
当時は薄紫のシクラメンはなかったそうです。
シクラメンも香りはしなかったそうです。
その後、両方とも品種改良で開発されています。
「シクラメンのかほり」は北原白秋とエルビス・プレスリーの
作品が素になっているとのこと。
アーティストは今までの伝統を礎に新たなものを作るのが仕事です。
そして、松本隆さんの「赤いスイートピー」ですね。
赤いスイートピーは当時はほとんどありませんでした。
あるにはあったそうですが、スイートピーといえば白かピンクが主流でした。
それがこの歌の大ヒット以来、赤いスイートピーが品種改良で普及しました。
前回取り上げたペパーミント・ブルーも松本隆さんの造語です。
アーティストの創る言葉はそれで構いません。