川べりを歩いていると、川の水が透明だった
川の水が透明というと、浅い川だと川底が見えます。
この川の川底は黄色いです。
川の流れが穏やかなので、ここには泡沫ができていないようです。
泡沫とはうたかたのことですよね。
うたかたと言えば、方丈記です。
ゆく川の流れにです。
平安末期の文学ですが、その頃も天災やらなんやらで大変だったと書いています。
方丈とは、一平方丈のことです。
丈は10尺であり、1尺は約30cm。
すなわち1丈は約3mであり、方丈は約9平方メートルです。
日本の家屋風に表現すれば、約2畳すなわち一坪です。
「方丈のことを一坪というんだ!」と、叱られそうですが、そのとおりです。
時代によって長さが変わるなど、諸説ありますが、概算ではそれでよいかと思います。
一見引きこもり文学のようでもありますが、鴨長明さんが意外といろいろ観察しています。
川って流れ続けてるけど、同じ水じゃないんだよね。水面の泡も、消えたりできたりして止まってるのってないんだよね。社会生活もこんなもだよね。
って、感じですかね。